富 岳 放 浪 記 ~wandering in search of Mt.Fuji~

追えば逃げ つかんだと思えば消える 蒼く 赤く 変幻自在の富士を捉える撮影の物語

カテゴリ:山登り > 毛無山(河口湖 西湖)

皆さん、こんにちは~。

では、1話の続きです。











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早朝の河口湖駅は、気温2度。

いつもより人が少ない・・・。

これも寒さの影響なのでしょうか。

いつものバス乗り場へ行くと1番乗り場は工事中で、周遊バスの乗り場は7番乗り場へ移動していました。










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バスに揺られて30分後、毛無山登山口に到着。

予想通りの積雪です。









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雪が深いので、序盤からスパッツを装着。

久しぶりの雪山なので気持ちが上がります。










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トレースが有るので、体力を温存することができます。

ラッセルは疲れるので、なるべく避けたいですね・・・。










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日陰なので山道の雪が溶けません。

それだけ寒いという事ですね。

サラサラした雪なので滑ります。











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登山口から15分後、足和田山への分岐に到着。

トレースが有ると歩きやすいですね~。

感謝しながら山頂に向かって進んで行きます。







つづく。

皆さん、こんにちは~。

今回の舞台は、山梨県河口湖と西湖の北側にある毛無山です。



最強寒波が到来の2018年1月末、気温も低いが風も強い日が続いていました。

寒波が来る前に1度撮影を試みようと思いましたが、体調不良で泣く泣く断念。

よく変わる天気予報を祈りながら観ていると、好条件の天候を発見。

山の天気はよく変わるので、この予報が当たっているのか解りませんが、その少しの希望に賭ける事にしました。

そこで選考した山が、毛無山です。

この山に登ったのは2年前。

前回登った時に気になるポイントがあったので、再訪しようと思っていました。

果たして秀麗富士を捉える事は出来るのでしょうか・・・。






つづく。










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こんにちは~。

では、6話の続きです。







月明かりが邪魔して、今回は星の撮影はしませんでした。

深夜の強風が止み穏やかな朝を迎えます。

外の気温は-10度、微風。

徐々に気温が上がってきました。















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夕焼けは西湖を入れたので日の出は河口湖を入れようと、この場所を選びました。

そして、午前6時50分を迎えます。

富士がピンク色に染まり出す時間になりました。














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EOS 5D Mark III  EF24-70mm F2.8L II USM F16  SS0.3  ISO100












東の空から太陽が現れ、高いところから徐々に下の方へピンク色に染めていきます。

足元の雪がピンクに染まるその瞬間を撮りました。

何度みても冬の夜明けはイイですね~。

今回の染まり具合はお見事でした


























少しG7Xで遊んでみました。

太陽を写しているので、カメラのセンサーが心配でしたが成功しました。

壊れなくて良かった~













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3年前からの目標であった雪上テント泊、大成功で終わりました。

最初は失敗だらけでしたが、ここまでのレベルまで達する事ができて自分でも驚いています。

人間やろうと思えばなんだって出来るものだなと感じました。



日帰り中心で山に登っていた頃の事をたまに思い出します。

よく山でこんな事を言われてました。

若いうちに、いい趣味持ったね~。

羨ましいよ・・・。



最後まで読んで頂き、ありがとうございました





























おわり。

こんにちは~。

では、5話の続きです。






色々構図を考えます。

この辺りは木々が多いので、中途半端に細かい枝が写るより地面を入れて臨場感を出すのが良いかなと思いました。

それと、足和田山(五湖台)をどうしても入れたくて模索。

そして、16時48分構図が決まりました。














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EOS 5D Mark III  EF24-70mm F2.8L II USM F16  SS1/6  ISO100
















寒さを忘れて、夢中でレリーズを切っていました。

嫌な事ストレスがあっても、この時だけは一切忘れてしまいます。

この日の夕焼けは思っていた以上に草木や山々を赤く染め沈んでいきました。












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撮影を切り上げテントに戻りラジオを聞きながら夕食の準備に取り掛かります。

今宵も鍋で温まり、赤ワインを飲むと寝むくなって21時頃に就寝。



この後、気温はぐんぐん下がり始めました。

テント内では結露した水滴が凍り天井から氷が落ちてくる。

外の気温は-12度。

春の大三角が輝く午前2時でした。







つづく。

こんにちは~。

では、4話の続きです。





























無事に山頂に到着。(/・ω・)/

頂上の積雪50㎝。

あれから2時間ラッセルをしていました。

苦もなく、あっという間の2時間でした。

アドレナリン全開だったのでしょう



早速足で雪を踏みつけてテントを張るために平らに整地します。

この作業が意外と辛かったです。(*´Д`)ハァハァ

雪がサラサラなので固まらない・・・。














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今回は数年前に自作した竹ペグを使う事にしました。

このペグ作るのに切ったり角を削ったり、けっこう大変だったんですよ~。



そして撮影ポイントへ向かいます。ε≡≡ヘ( ´Д`)ノ

16時を過ぎていたので富士が赤く染まり始めていました。

風はそんなに強くなく暖かい。



そういえば、いつも足の爪先が冷たいのですが、今回は殆ど冷たくありませんでした。

中敷きの効果なのでしょうか。

それと、ここまで手袋を最後まで付けたまま登ってきました。

先日購入した薄いウールの手袋とノースフェイスの手袋を重ねて使いましたが申し分ないです。

カメラの操作もしやすく指先も冷えない。

ゴアテックスじゃなくても全然OKでした。






つづく。

こんにちは~。

では、3話の続きです。





恐れていた事が起こりました。(つд⊂)エーン

雪山でトレースが無いと何処に向かえば良いのか分かりません。

ここまで3時間以上歩いてきてカヤトが見えているのに下山かぁ。

行きたかった頂上へ。

ゲイターの登場なしかぁ~。

よく聞きます。

雪山ではGPSを持っていないと厳しいと・・・。

やはりGARMINのハンディGPSが必要みたいです。























GPS!?
























そういえば、スントの時計にナビゲーション登録しておいたんだった

早速作動させてみる。

確かに頂上直下にいる事を確認できました。



冷静に周囲の状況を見渡してみました。

沢山の木があります。

全体の木の配置等を広く見みました。

そして、地面の若干のくぼみ等を見てみました。

すると、道が見えてきました。

早速ゲイターを装着























ラッセル開始~。






















無我夢中で道を作ります。

雪は膝までの深さです。

サラサラした雪が行く手を阻む。













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これまでの経験と勘で道を発見

これからカヤトの斜面へ向かいます。












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カヤトの斜面に到着。

少し勝算が出てきました。

少し安心したその時。ヮ(゚д゚)ォ!






















ブゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥンーーーー!!





















毛無山をかすめるように僕の目の前を自衛隊の飛行機が飛んで行きました。

あんな近くで飛んでいる飛行機を見たことがなくてビックリしましたが。

あんな近くとは約50m位先の事です。

後で調べたらUS-2という救難飛行艇みたいでした。

本当に大きな音でしたのでビックリしました。

そして、頂上が見えてきました。

















つづく。

こんにちは~。

では2話の続きです。













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先ほどの道標からしばらく歩くと早速急登が始まります。

道は登りやすく、どんどん高さを稼いでいきます。













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きっと何人もあるいのでしょう。

道がハッキリ分かります。











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1つ目の長浜への分岐点まで到着しました。

しかし、長浜方面のトレースは全くありません。












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徐々に毛無山カヤトの斜面が見えてきました。

あそこに向かって歩きます。













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2つ目の分岐点も長浜へのトレースはありませんでした。

ここまで3時間弱経過。



ここで道に変化がありました。

トレースが少しずつ細く薄くなってきました。











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カヤトの斜面直下に休憩したと思われる所がありました。

何故でしょうか?

もう少しで山頂間近なのに、こんな所で整地して休憩??



この先からトレースに変化がありました。

1人しか歩いていないようなトレースに変わりました。

しかも踏み跡を見ると足先は下を向いていました。

という事は下山したという事になります。

嫌な予感が・・・。












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嫌な予感は的中しました。

肝心のトレースがありません。

雪の深さはヒザ下位まで積もっていました。

ゲイターが無いとこれ以上登れない状況でした。

今までトレースを作ってきた方は、さっきの整地された所で休憩をして下山したのだと思いました。

ここで大きな決断をしなければなりません。

そして冷静に考えました・・・。























げ、下山か・・・。

























つづく。

こんにちは~。

では、1話の続きです。













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50mほど、車にひかれないように車道を歩きます。

トンネルの左の方に登山口が見えました。

オジサンが言ってたトレースがありました。(∩´∀`)∩ワーイ












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有刺鉄線がありましたが、それを避けて歩きます。

ゲイターは持っていますが、まだ使うほどではありません。

この後、数年ぶりのゲイター使用なるのか











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しばらく歩くと分かれ道がありました。

どちらも最終的には同じ道につながりました。ヽ(・ω・)/ズコー

右に曲がった方が楽に登れました。

きっとそちらが本道なのでしょう。












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トンネルの上にある道標が現れました。

ここまで20分経過。

正面に西湖が見えます。

ココを右に曲がります。











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最初はなだらかな道で準備体操には良いです。

雪質は表面は固く中はサラサラの固まりにくい雪でした。

前々日に雨が降ったので表面が凍りついたと考えました。












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正面に毛無山が見えてきました。

このまま無事に山頂まで登れたらよいのですが・・・。







つづく。

こんにちは~。

今回の舞台は、河口湖と西湖を両方見ることができる毛無山(標高1500m)です。

20日に雪を降らせ、河口湖に30㎝、三つ峠に50㎝の積雪。

僕の予想では毛無山では積雪40㎝を予想してしていました。

心配なのはトレース(踏み跡)があるのかでした。

色々調べたのですが、雪が降ってからの情報が全くありません。

情報が無いまま、いつもの「富士五湖ぐるり乗車券」を使い、富士急 河口湖駅へ向かいました。










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河口湖駅 気温1度。

厳冬期なのに、アジア系の観光客が沢山いました。

1年中、大人気な河口湖駅です。

近くにセブンイレブンがあるので朝食を調達。

午前9時10分発 西湖周遊バスに乗り、毛無山登山口へ向かいます。














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30分位で到着しました。

この時点で積雪30㎝以上あるように思えます。

バスが到着直後、トンネルからオジサンが歩いてきて気さくに声をかけてくれました。

話しを聞くと毛無山~十二ヶ岳へ向うために偵察しにきたみたいでした。

色々情報を得てトレースがあることを確認し登山口へ向かいました。






つづく。

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